Dolphyが採用するエネルギー補償型GM管は、より正確な線量率を求める為に重要です。放射線は放射性物質(RI)毎に固有のエネルギーのγ線を放出しています。エネルギー補償型GM管は33kev-1.25Mevの広域なエネルギー範囲で安定したレスポンスを確保するためエネルギー非補償型GM管に比べエネルギーの値によるレスポンスの誤差を抑制します。
GM管の多くは低いエネルギーに対して大きなレスポンスを持ちます。これは低いエネルギーが検出された場合過大な評価を
行ってしまうことを意味します。
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Carmelec社(フランス)は、フランス原子力庁が採用した高性能・高信頼性のサーベイメータを提供しています。
・センサー : GM管(エネルギー補償型 33kev - 1.25Mev )
・感度 : 0.7cps/1μSv/hr ( Cs-137 γ線にて)
・基準量 : 1cm線量当量率 (H*10)
・測定範囲 : 0.1μSv/hr~19,000μSv/hr
・誤差 : 50μSv/hr~19,000μSv/h ( +/-15%) ,
10μSv/h~50μSv/h (+/- 20%)
・電源 : 9Vバッテリ
・動作時間 : 約100時間 (1mSv/hr時)
・表示桁数 : 小数点以下1桁
・応答時間 : 0-500μSv/h範囲の線量率の有意変動の場合:1秒
0-20μSv/h範囲の線量率の有意変動の場合:2秒
・寸法 :120x65x22mm
・質量 : 約160g
Dolphymicroは1cm線量当量率(H*10)に対応したGM管式サーベイメータです。
操作はワンボタンで電源を入れるだけですぐに計測を開始致します。
一般的なGM管式サーベイメータに見られる表示値が絶えず変化し、値を読み取りにくい
ことがありますが、DolphyではLUCIDというアルゴリズムを採用し、安定した表示を実現しています。
また、一般的なGMサーベイメータでは30秒~60秒の積算から線量率を表示するため、急激な
線量率の変化に迅速に対応できません。 Dolphyでは積分時間中の急激な変化に迅速に対応
し、あらたな測定サイクルを開始します。
DOLPHY®Microは、国際規格CEI 60846『放射線防護用測定器 — ベータ線・X 線・ガンマ線の環境・指向線量当量(または線量当量率)測定・監視用機器』第2 版(2002年6 月刊行)の要件を満たしています。
・センサー : 端窓パンケーキ型GM管(直径約45mm)
・感度 : β線 15kev~
α線 4.5Mev~
・単位量 : 表面汚染密度(Bq/cm2))
・グリッド透明度 : 80%
・基準校正線源 :Co-60
・誤差 : +/-25%
・有効測定範囲 : 0.10-199.99Bq/cm2
・表示範囲 : 0.01-199.99Bq/cm2
・電源 : 9Vバッテリ
・動作時間 : 約180時間 (4Bq/cm2未満にて)
・応答時間 :応答時間とは、出力信号の変化が最終値の指定される百分率(通常90%)に初めて達するまでの時間
線量率500 nSv/hで表面汚染密度3 Bq/cm²の測定に要する応答時間は、一般に1秒以内
線量率20 µSv/hで表面汚染密度30 Bq/cm²の測定に要する応答時間は、一般に1秒以内。
・寸法 :120x65x22mm
・質量 : 約160g
DolphyF はパンケーキ型GM管を搭載した放射線表面汚染メータです。
操作はワンボタンで電源を入れるだけですぐに計測を開始致します。
Cs137やCs134等の放射線はγ線を放出することが知られていますが同時にβ線も放出します。
Dolphy Fはこのβ線を検出して、表面の汚染密度(Bq/cm2)を表示します。
本製品は、国際規格IEC 60325 Ed.3.0(2002-06)『放射線防護計装-α、βおよびα/β(βエネルギー>60 keV)汚染計および汚染監視器』の要求事項に準拠し設計されています。