PGT-950は、高性能スペクトラムサーベイメータとしてご利用頂けるだけでなく、
PGT社Quantum-MCAをインストールしたWindowsPCとLANケーブルで接続する
ことで、本格的なスペクトル分析機器として使用することができます。
PGT-950本体では、NaI(Tl)検出器でより明確なピーク同定を実施するためにQCC
アルゴリズムを用いてスペクトルデータを圧縮しています。これはスペクトラムサーベイ
メータとして使用する場合にはとても良い結果をユーザに提供します。
他方、データを圧縮している為に、そのままのデータからスペクトル解析を実施する
ことは困難です。

Quantum-MCAとPGT950を接続すると、PGT950
の測定制御はPCから実施されます。
これにより、PGT950は高性能のMCAとして利用
することができます。

Quantum-MCAで測定されたスペクトルデータは
QCCアルゴリズムを介さない生データです。

Quantum-MCAではこの生データを用いて、ピーク
探査、核種同定、エネルギーピーク毎の相積算値(Gross)、正味積算値(net)が演算されます。

Quantum-MCAでは予め計測したバックグラウンド
スペクトルデータをサンプル測定データから差し引くこともできます。

OptionのQuantum-NaIやFitzPeak-NaI解析プログラムと併用することで、効率校正、及び核種定量
分析まで実施することが可能になります。